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プロジェクト代表の挨拶

Photo  COP3開催都市の京都市では、地球温暖化防止や循環型社会の構築に向けた具体的な取組みとして、1997年から廃食用油のバイオディーゼル燃料化(燃料化施設:5kL/日)に、1999年から生ごみ等のバイオガス化(メタン発酵実証施設:3トン/日)に取り組んできました。それらの課題として、バイオディーゼル燃料化では反応薬剤のメタノールが天然ガス起源の製品であり真にカーボンフリーな燃料とはなっていないこと、また燃料製造過程での副産物であるグリセリン廃液の有効利用方法が決まっていないこと、バイオガス化では発酵残渣や発酵廃液の発生量低減が必要なことなどがあげられます。

 そこで、これらの課題を解決とともに、地域特有のバイオマス(京北地域の間伐材、神社仏閣の剪定枝、ホテル・旅館等の食品廃棄物など)の利用推進に向けて「京都バイオサイクルプロジェクト」【環境省・地球温暖化対策技術開発事業】に取り組んでいます。

 この事業では、バイオディーゼル燃料化施設を核として残渣や副産物の有効利用を組み合わせたバイオマス循環・統合システムの構築により、高効率なエネルギー利用の実証と温室効果ガス排出量の削減を目標としています。

 その後、このプロジェクトの発展形として、農林水産省「緑と水の環境技術革命プロジェクト」(平成22年度)としての実証事業、環境省「高濃度バイオ燃料実証事業」(平成21〜23年度)、環境省「地球温暖化対策技術開発事業」(平成24〜26年度)など、実用化に向けてさらなる活動を続けています。

 この様な廃棄物系バイオマスの資源循環システムは、将来の低炭素社会や循環型社会の構築に不可欠であり、その成果を全国に普及させることにより,現状の焼却・埋立てシステムである消滅型の廃棄物処理システムから、廃棄物を循環資源として利活用する創造型へと変換を図っていくとともに,3Rが市民・事業者のライフスタイルや事業スタイルの中に根付きごみの発生抑制も図られ、全体として環境負荷が低減された持続可能な循環型社会への転換を目指していきたい。


公益財団法人 京都高度技術研究所
産学公連携事業本部
バイオマスエネルギー研究企画部長
代表 


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